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ショップ出店作家「豊住曲硝子」さんインタビュー

作品について

私はあまりガラスに詳しくはないのですが、そもそも曲硝子(まげガラス)とはどういったものなのですか?

そうですね、一般の人がよく目にしているものとしては洋菓子屋さんのガラスケース。ケーキが陳列しているガラスなんかは、わずかに屈曲していますよね。他にはビルのショーウィンドウとかで使われています。
ケーキ屋のガラスケース
ケーキ屋のガラスケース

シナトに置いてあるものは、髪留めやヘアゴムといったアクセサリーが多いのですが、本業の曲硝子とは趣の違うものを作るようになったのはどういった経緯ですか?

仕事自体がだんだんと減ってきたときに、なにか新しいものが作れないかと考えていました。それで最初にお皿を作ってみました。そのときに何かいいデザインがないかなって考えたときに、横浜市のマンホールのデザインがでました。

マンホール。それは面白いですね。どういうきっかけで思いついたのでしょうか?

うちの妻がマンホールを好きでして。丸いガラス皿にマンホールのデザインをそのまま入れてみたらと提案してくれました。それで横浜市のマンホールデザインを入れてみたら、なかなかユニークなものができました。あれが完成した時は嬉しかったですね。

マンホールの柄って市章的なシンプルなものかと思っていましたが、かなり細かなデザインをしていて驚きました。

横浜市マンホールのガラス皿。2021年度のふるさと納税にも選ばれています。
横浜市マンホールのガラス皿。2021年度のふるさと納税にも選ばれています。

うちに置いてある商品は肉球など、犬や猫がモチーフのものが多いですが、それらを作るきっかけはなんでしょうか?

それはもう、シナトさんに置いてもらうために考えました(笑)あの肉球のお皿なんか、まさにそうです(笑)

そうだったのですか! 光栄です。あれはすごく可愛くて注目している方が多いです。うちでもチュールをあげるのに、あのお皿を使っています。

チュール皿を使っている様子はこちらのyoutube「看板猫ミアマメマナちゃんねる」でご覧いただけます。

シナトで扱っている肉球モチーフのガラス皿
シナトで扱っている肉球モチーフのガラス皿

動物について

皆さんに聞いていますが、豊住さんのところでは動物を飼われているのでしょうか?

工房にはいないけれど、自宅では飼っていますね。猫、鳥、ウサギ、亀……

たくさん飼ってらっしゃいますね。ちなみにぜんぶで何匹になるのでしょうか?

猫が五匹いて、亀が二匹、鳥とウサギが一匹ずついます。

鳥はインコとかでしょうか?

ワカケホンセイインコっていう、そのへんで自然繁殖しているやつです。二年位前に息子の友達が、翼を怪我しているところを保護しました。その子のうちでは飼えないので、面倒を見てくれないかって頼まれました。それでそのまま預かっている状態です(笑)

さきほど猫を五匹飼っていると聞きましたが、猫がいてストレスに感じないのでしょうか?

うちではそんなことはないですね。仲良くやっています(笑)

それだけ動物がいたら賑やかですね。羨ましいです。

子どもの時から動物が好きで、ずっとなにかを飼っています。十年ほど前はダックスフントが五匹くらいいたのですが、みんな亡くなりました。猫は工場で生まれていたのを保護して飼い始めました。

その動物たちの中から、モチーフが拾えるかもしれませんね。

それがまわりにデザイン力のある人がいなくて。最初の絵を作るのがなかなか難しいものですね。

じゃ、たとえばうちの作家さんにデザインしてもらったものを作ってもらうというのは可能でしょうか? いわゆるコラボというやつですが。

それはもう、可能ですよ。細かすぎるデザインは難しいですが、カッティングシートで切り抜けるくらいのデザインなら、いけます。

それは実現したら面白そうです。

硝子工場見学フォトレポート!

後日、横浜市都筑区にある硝子工場を見学させてもらいました。
後日、横浜市都筑区にある硝子工場を見学させてもらいました。
工場の内部です。ドラマ等の撮影に使われることもあり、最近ではドラマ『探偵が早すぎる』のロケ地にもなっています。
工場の内部です。ドラマ等の撮影に使われることもあり、最近ではドラマ『探偵が早すぎる』のロケ地にもなっています。
硝子を作る炉です。
硝子を作る炉です。
横浜市マンホールの型です。
横浜市マンホールの型です。
お店で置かせてもらっているガラス皿の型です。
お店で置かせてもらっているガラス皿の型です。

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豊住曲硝子

ガラスを曲げて50年の工場で出るガラス端材を利用出来ないかと日々試行錯誤して作っています。

オーダー商品なども出来ますので、気軽にお問い合わせ下さい。

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